H25構造18(二級建築士学科試験問題)
2018年04月24日 H25構造18(二級建築士学科試験問題)
建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.靭性に乏しい構造であっても、十分に強度を高めることによって、耐震性を確保することができる。
2.剛性率は、各階の層間変形角の逆数を建築物全体の層間変形角の逆数の平均値で除した値であり、その値が小さいほど、その階に損傷が集中する危険性が高いことを示している。
3.偏心率は、各階の重心と剛心との距離(偏心距離)を当該階の弾力半径で除した値であり、その値が大きいほど、その階において特定の部材に損傷が集中する危険性が高いことを示している。
4.鉄筋コンクリート造の建築物において、地震力に対して十分な量の耐力壁を設ける場合であっても、架構を構成する柱については、水平耐力の検討を行うことが必要である。
5.鉄骨造の建築物において、保有耐力接合の検討は、柱及び梁部材の局部座屈を防止するために行う。
正解(5)
鉄骨造の建築物において、[保有]耐力接合の検討は、部材の保有する終局耐力に達するまで、その部材をつなぎとめている接合部が壊れないように接合部を高めておくために行う。
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