H19計画20(2級建築士学科試験問題)
2007年12月16日 H19計画20(2級建築士学科試験問題)
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ファンコイルユニット方式は、個別制御が容易であるので、病室やホテルの客室の空調に用いられることが多い。
2.空気熱源パッケージ型空調機方式においては、圧縮機の容量制御をインバータにより行うものが一般的である。
3.空気熱源パッケージ型空調機方式のマルチ型は、一つの屋外ユニットと複数の屋内ユニットとを組み合わせたシステムである。
4.ファンコイルユニットと定風量単一ダクトとを借用した方式は、定風量単一ダクト方式に比べて、必要とするダクトスペースが小さくなる。
5.定風量単一ダクト方式は、変風量単一ダクト方式に比べて、部分負荷時の空気の搬送エネルギー消費量を低減することができる。
(正解)5
搬送エネルギーを低減することができるのは、風量を調整できる変風量方式である。
空気調和設備の、熱輸送方式にはいくつかの種類があり、適合する用途が異なる。
全空気方式とは、熱輸送に空気のみを用いるもので、中央式の代表的なものである。
用途は、劇場・体育館などの大空間に適し、一般的には、ダクトと呼ばれる金属の筒で空気を輸送する。
その主な方式として、単一ダクト方式 、定風量方式、変風量方式がある。以下に解説する。
単一ダクト方式 : 空調機から1本のダクトを用いて、冷房時には冷風を、暖房時には温風を送る方式で、冷房・暖房の混在する用途には不向き
定風量方式(CAV) : 一定風量を空調機から供給する方式で、温度調節は送風温度の変更で行う
変風量方式(VAV) : 温度調節を風量変更で行う
搬送エネルギーを低減することができるのは、風量を調整できる変風量方式である。
空気調和設備の、熱輸送方式にはいくつかの種類があり、適合する用途が異なる。
全空気方式とは、熱輸送に空気のみを用いるもので、中央式の代表的なものである。
用途は、劇場・体育館などの大空間に適し、一般的には、ダクトと呼ばれる金属の筒で空気を輸送する。
その主な方式として、単一ダクト方式 、定風量方式、変風量方式がある。以下に解説する。
単一ダクト方式 : 空調機から1本のダクトを用いて、冷房時には冷風を、暖房時には温風を送る方式で、冷房・暖房の混在する用途には不向き
定風量方式(CAV) : 一定風量を空調機から供給する方式で、温度調節は送風温度の変更で行う
変風量方式(VAV) : 温度調節を風量変更で行う
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