H16計画06(2級建築士学科試験問題)
2007年05月20日 H16計画06(2級建築士学科試験問題)
結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.結露は、カビやダニの発生の要因となる。
2.保温性の高い建築物であっても、暖房室と非暖房室とがある場合、非暖房室では結露が発生しやすい。
3.窓下への放熱器の設置は、窓面の結露防止に効果がある。
4.外壁の室内側に生じる表面結露は、防湿層により防ぐことができる。
5.コンクリート構造の建築物では、外断熱工法を用いると、ヒートブリッジ(熱橋)ができにくく、結露防止に効果がある。
(正解)4
外壁の室内側に防湿層(水蒸気を通さないポリエチレンフィルムなどの層)を設けることにより、壁体内の結露防止には効果はあるが、壁の表面結露では有効とはならない。壁の表面結露の発生を抑えるためには、室内側の表面温度が露点以下にならないようにすることが大切であり、断熱材を入れることは有効である。
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