H16法規20(2級建築士学科試験問題)
2007年04月09日 H16法規20(2級建築士学科試験問題)
図のような建築物を新築する場合、建築基準法上、A点における地盤面からの建築物の高きの最高限度は、次のうちどれか。ただし、敷地は平追で、敷地、隣地及び道路の相互問の高低差並びに門及び塀はなく、また、図に記載されているものを除き、地域、地区等及び特定行政庁の指定等はないものとし、日影による中高層の建築物の高さの制限及び建築基準法第56条第7項の規定(天空率)は考慮しないものとする。なお、建築物は、ポーチ(高さ3m)を除き、すべての部分において、高さの最高限度まで建築されるものとする。
1.13.75 m
3.16.50 m
4.17.50 m
(正解)2
道路斜線(法56条1項一号):別表第3(に)欄より、第一種中高層住居専用地域の道路斜線の勾配は1.25となる。法56条2項の建築物後退による緩和は2mである。
∴(2+5+4+2)×1.25=16.25m
隣地斜線(法56条1項二号):第一種中高層住居専用地域内は、高さ20mからであるので検討する必要なし。
北側斜線(法56条1項三号):第一種中高層住居専用地域の北側斜線の算定式は、A点の高さ=A点から道路の反対側の境界線までの距離×1.25+10mとなる。
∴(5+4+2)×1.25+10=23.75m
よって、建築物の高さの最高限度は、16.25mとなる。
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